株式会社桶谷

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BLOG日本の飲食店を元気にする

酒蔵探訪① 鹿児島 西酒造様 その1

 

専務の三崎です。

今回は、酒販店らしく、お酒のことについて書かせていただきます。

緊急事態宣言のさなかではありますが、時代を見据えた商品を提案させていただくために、

弊社社長と商品部部長の樫岡と3人で、「吉兆宝山」「富乃宝山」醸造元の鹿児島は西酒造様に訪問してきました。

 

 

蒸留所から望む桜島(御岳)

今回の目的は、アフターコロナを見据え、日本の酒造りの力を皆様に提案させていただきたく、

焼酎で世界的に有名な西酒造さんが造る「国産ウィスキー」を求めて行ってきました。

西酒造さんにお邪魔するのはかれこれ5回目くらいですが、

この数年の間に鹿児島では2つしかない日本酒を造り出されたり、

ニュージーランドのワイナリーの経営を始められたりと、

お酒造りにおいて革新的な活動を展開されております。

 

今回のウィスキーも、数年前から蒸留所の場所や水、作り方・器械・味わいなど様々な試行錯誤を重ねられ、

ようやく本年から作り出されたとのことです。

 

 

 

桜島の山の名前をとって、「御岳蒸留所」と名付けられた。

私三崎がこの酒業界に入ったきっかけは、学生時代にウィスキーにハマってしまい、

スコットランドに単身で滞在したことでした。

当時、本で得たウィスキーの知識しか持たず拙い英語で数か月間、

約30か所の蒸留所をめぐり、そこで得た出会いや風土味わいが忘れられず、

前職の洋酒メーカーに就職希望を出したくらいハマっていました。

 

ですから、あの西酒造さんが造るウィスキーはワクワクドキドキ!

絶対にお客様に提案させていただきたいという思いで勉強もかねて研修させていただきました!

 

 

 

ウィスキーの醸造・蒸留については時間がかかるので割愛しますが、分かりやすく説明しますと、

まず発芽した「二条大麦」麦芽を粉砕して仕込水と混ぜ、酵素の力でデンプンが糖に分解された麦汁を作ります。

 

麦汁をつくるマッシュタン

ろ過して出来る限りクリアな麦汁を発酵槽で酵母を加えアルコール発酵を行います。

ここで出来るもろみ(ウォッシュ)がウィスキーのもととなります。

 

もろみのアルコール度数は6~8度。ここまではビールを造る工程とほぼ同じです。

 

 

上記画像の発酵槽でアルコール発酵のために約5日ほど寝かします

 

 

アルコール発酵で造られたもろみ(ウォッシュ)を蒸留器(ポットスチル)で2回蒸留します。

1回目の蒸留でアルコール度数が約3倍になります。

1回目のポットスチルはウォッシュスチル、2回目はスピリッツスチルと呼びます。

2回目の蒸留では更にクリアで濃度高いアルコール(ニューポット)が生まれます。

蒸留器の形状で生成されるアルコールの味わいが変わると言われております。

 

 

 

 

遠近で分かりにくいですが手前のスチルのほうが小さく、真ん中に膨らみがある

 

 

 

 

実際の蒸留中の動画です

 

西酒造さんは今年からウィスキーづくりを始められたので、

まだ製品としては世に出されておらず、試飲したのはニューポットでした。

蒸留されたての液体ですから、アルコール度数は60度以上、今回の分は66度あるのですが、

びっくりするぐらい飲みやすかったです。

色んな蒸留所に行って何度もニューポットを飲んできましたが、

ここまで雑味がなく香りが高くて華やかに感じたものは初めてでした!

少し熟成させたのでは、と思わせるまろやかな味わいと甘み、樽熟させた後に期待が持てます!

 

その2に続く

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