株式会社桶谷

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BLOG日本の飲食店を元気にする

酒蔵探訪① 鹿児島 西酒造様 その2

その1から続く

*その1を見逃した方はこちら!

 

https://sake-oketani.com/sys_cms/blog/%e9%85%92%e8%94%b5%e6%8e%a2%e8%a8%aa%e2%91%a0%e3%80%80%e9%b9%bf%e5%85%90%e5%b3%b6-%e8%a5%bf%e9%85%92%e9%80%a0%e6%a7%98%e3%80%80%e3%81%9d%e3%81%ae1/

2回の蒸留を経て生成されたアルコール(ニューポット)を樽で寝かせます。

同じ液体でも、熟成する環境、すなわち樽の形状・大きさ・材質・保管の位置

前に熟成していたお酒の種類などによって、原酒自体の味わいも複雑なものに変化していきます。

 

西酒造さんといえば、「天使の誘惑」という芋焼酎ならぬ芋焼酎を造られていることはご存じでしょうか?

【西酒造さんの商品ページはこちら】

https://www.nishi-shuzo.co.jp/

 

 

 

天使の誘惑の熟成庫

「天使の誘惑」は、なんと芋焼酎をシェリーカスク(もともとシェリー酒を熟成していた樽)で熟成した、

当時非常に画期的だった商品です。

樽貯蔵された初めての芋焼酎で、IWSC(インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション)で

最高金賞を獲得されております。

ですから新たにウィスキー造りを始められましたが、

熟成するための良質なカスクを手に入れるルートをお持ちで、

1月から蒸留されたアルコールが徐々に熟成され始めているのです。

 

 

 

 

貯蔵庫の様子。

西酒造さんは500Lのシェリー樽(シェリーバット)に470Lをニューポットを熟成されてます

ご存じかもしれませんが、ウィスキーを樽で熟成させると、年々中身が減っていってしまいます。

アルコールですから少しずつ液体が蒸発していくのですが、1年に3~5%も「誰かに飲まれて」しまいます。

これを「エンジェルズシェア・天使のわけまえ」と呼び、

この現象によってより深い味わいをウィスキーにもたらしてくれるのです。

そこから「天使の誘惑」と名付けられたのですね。

 

何年熟成させるかはこれから決められるそうですが、

今回我々が訪問したのは勉強・研修だけの目的ではなく、「買い付け」というもう一つの目的もあって、

より真剣に研修させていただきました。

ですので今のところ、

2本の樽を予約させていただきました!!!!

 

お得意先様に提案する状態についてはこれから永い熟成を経ていく中で考えていきたいと思います。

 

もしアイデア・ご要望などがありましたら是非お申しつけください!

 

なお、お客様用のレセプションルームで西酒造さんが造られている日本酒・ワインも試飲させていただきました!

 

 

 

物凄く長い一枚板のカウンターとテーブルです。こだわりがすごくてかっこいいですね!

 

以上、西酒造様への訪問記でしたが、

これからも、お得意先様から求められる酒販店となるために様々な提案と発信を続けていきたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

 

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今回訪問させていただいた西酒造様

https://www.nishi-shuzo.co.jp/